秋田市文化創造館②


あけましておめでとうございます!

今年はこのブログもどんどん更新していく予定なので
どうぞよろしくお願いいたします。

さっそくですが、ムスメが起きないうちに前回の続きを↓

秋田市文化創造館①


現在の秋田市文化創造館


「秋田に暮らす人のために、自分らしい表現を探す人のために、新しい活動を生みだす拠点」として、
毎週何かしらのイベントやワークショップなどを行っています。

1階にはショップや「豆腐百景」というお豆腐屋さん(ここもまた面白い!)もあり、
食べたり飲んだりしながらくつろげる場所もあります。(初めて行った時はドーナツ屋さんがありました。)


2階には大きなスタジオや展示スペースなどがあり、その時々で色んなことをやっています。

ずっと見たかった建物内ですが

一言で言うと、好き!笑

中でも、一番印象的だったのは2階エントランスの「壁の色」です。
(この場所は昔、美術館の受付としてチケットなどを売っていたそう)

鶯色のようなピスタチオのような優しいクリームグリーン。
「ベネチア塗り」と言われる手法で、建築当初のまま残されているそうです。

ツマはこの色のネイルが欲しいです。笑

昔はチケット売り場だった場所。

天井には、秋田ならではの「曲げわっぱ」がたくさん。当時からのデザインだそう。

「ベネチア塗り」の模様がよく見える柱。
白くなっているところはすでに塗装が剥げてしまった箇所。
もう元には戻せないので、「これ以上剥げないよう大切に施設を使って欲しい」とスタッフの方が言っていました。

NPO法人アーツセンターあきた事務局長さんのお話


以前お話しさせていただく機会がありました。
秋田市文化創造館を運営している「NPO法人アーツセンターあきた」事務局長の三富さんによれば、
元々は駐車場になる予定だったそう。(やはり壊される予定だった、、)

しかし、思い入れのある建物を残して欲しいという市民からの声も多かったのだとか。

その後、秋田市中心街の地域活性化の計画の一環で「芸術文化ゾーン」というものが設けられ、
市民の芸術文化の創造力のレベルアップや創造に関わる人材の育成の場として
「秋田市文化創造館」として生まれ変わることに。

秋田県立美術大学の教授などが中心となり
「NPO法人アーツセンターあきた」が運営を行っています。

様々な取り組みを行う中で、結構ニッチなイベントも多いので
「感度が高い人しか来ないんではないですか?」とオットが聞いていました。

それに対し、「様々なレイヤーを設けている」との回答。
例えば、アートに興味がない人も参加できるようマルシェを行ったり、子供達向けのイベントをやったり。
とにかく足を運んでもらう為の仕掛けをしているとのこと。

市民にとっては、気軽に利用できる公民館みたいな場所なのかも?とツマは思いました。
けれど、そこに絶妙なバランスでアートや文化の要素が散りばめられているところが面白いな〜と。

建物が残されただけでも嬉しかったのですが、こんな素敵な空間に生まれ変わって
ますますこの場所が好きになりました!

館長さんが手作り(?)の亀のオブジェ。

感想

子供からお年寄り、感度が高い人もそうでない人も、みんなが気兼ねなく利用できる、間口が広い。
活動的なのに、不思議と押し付けがましくない。笑 

そこがこの場所の魅力だなと感じました。

そして、みんな同じ場所にいるのに別々のことをやっているところがいい。笑
テーブルでただおしゃべりしてる人、勉強してる人、何か売っている人、
2階に行けばイベントの準備か何かをやってる人、、、なんだか大学を思い出しました。

(冬の午後の写真ですが、建物の所々に差し込む光が柔らかくて素敵でした。)

個人的には、目的を持って行くというよりはなんか寄りたくなる。そんな空間です。

もしここが東京にあったら、この空気感は出ないような気がするなぁ。
人が集まり過ぎたり、少しハードルが高い場所になったり。

秋田市で、このキャパで、この建物だからこそ。この空気が生まれるのだと思います。


これからも、お散歩のついでに寄ったり、ワークショップに参加したり、
生活の一部のように利用できたらいいなと思いました。

そして、起業した際はここでイベントを開催してみたいな〜!

頑張るぞ〜〜!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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